葛饅頭(くずまんじゅう)

葛饅頭(くずまんじゅう)は夏を代表する生菓子です。

葛を使った和菓子というと、「くずきり」や「葛湯」なども有名です。

共通の材料である「葛(くず)」とは、山や川辺などでよく見かけるツルを伸ばして成長するマメ科の植物の根っこから取れる澱粉を使用します。漢方薬で有名な「葛根湯」などにも使用され古くから薬用としても使用されてきたものです。「イソフラボン」という成分が多く含まれることから、昔から生薬として利用されてきたのでしょう。

葛粉の特製ですが、湯と混ぜることで「粘り」がでますが、冷やすとゼリーのような食感が生まれ、夏場でもおいしく食べられる素材となります。

当店では、生地に砂糖を少し入れていおりますが、それが絶妙なおいしさにつながっております。定番のこしあんや小豆の食感が楽しめるつぶあん、そして濃厚なのにさっぱりとして楽しめる抹茶あんの3種類で揃えております。笹の葉の独特の香りが付き、あんの甘さも感じつつ、それでも不思議と食べられてしまうのは「葛粉」という材料の良さの表れでしょう。

季節品ですので、期間限定となっております。食べる前に野菜室に入れて、少し冷えたところを是非ご賞味ください。おすすめの食べ方です。(※冷蔵庫は冷えすぎるため、食感が少し硬くなってしまいます、あまり長く冷やさないほうが良いです)